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灰色の雲に覆われたクローズド・タウン『君の教室が永遠の眠りにつくまで』

君の教室が永遠の眠りにつくまで感想
yuyakoyu
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ヘビー級に残酷な百合ミステリ。

百合濃度

『君の教室が永遠の眠りにつくまで』
著/鵺野 莉紗(ぬえのりさ)
装画/孳々(じじ)
出版/KADOKAWA

あらすじ

小学六年生の遠野葵は、同級生の落合紫子が無二の親友。しかし、葵が犯した過ちがきっかけで、研究者をしている紫子の父のスキャンダルが暴かれる。紫子は町中からバッシングされ、学校でもいじめに遭う。葵は謝罪すらできないまま、紫子は転校してしまう……。

この作品はこんな人にオススメ

・ミステリーが好き
・ヘビー級の作品が読みたい
・巨大感情が好き

大嫌い、大好き。――だからお願い、地獄に落ちて。

『君の教室が永遠の眠りにつくまで』はこんな人にオススメ

ミステリーが好き

ホラーと銘打たれている本作ですが、ミステリのほうが近いかな、と感じています。

読み進めるにつれて不可思議な点と点が繋がってゾッとします。

ヘビー級の作品が読みたい

どのページもずっしりと重さを感じるお話です。
ほっこりする瞬間は…ないです。

曇り空の日に読むと雰囲気が出てより作品の世界に浸れます。

巨大感情が好き

主人公は小学生の女の子。
ただお友達と仲直りしたいと願う純粋さと、
好きが憎しみに変わるタイプの巨大感情を持つ人物との温度差がすさまじいです。

『君の教室が永遠の眠りにつくまで』感想、好きなポイント

つ、つらかった…。
あまりにつらくて休み休み読みました…。

すべての元凶の〇〇〇の考えは一生変わらないんだろうな、と思うとより気分が沈みます…。
自分の言動のひとつひとつが与える影響について考えさせられる作品でした。

本当につらいので、元気な時に読むか、休み休み読んでくださいね。

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こゆ
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@百合読書
年間100冊読む読書好き。わかりやすいツンデレが好物です。
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