サバイバル×都市伝説ホラー×SF『裏世界ピクニック』
「ピクニック」というのどかな響きに安心していると痛い目を見ます。
百合濃度
『裏世界ピクニック』
著/宮澤伊織(みやざわいおり)
イラスト/shirakaba
出版/ハヤカワ文庫
仁科鳥子と出逢ったのは“裏側”で“あれ”を目にして死にかけていたときだった―
その日を境にくたびれた女子大生・紙越空魚の人生は一変する。
現実と隣合わせで謎だらけの裏世界。
非日常へ足を踏み入れる女子ふたり怪異探検サバイバル!
・ギャル×根暗の組み合わせが好き
・ミリタリーが好き
・ゾッとするこわい話が好き
都市伝説ってどうして怖いのにワクワクしてしまうんだろう。
『裏世界ピクニック』はこんな人にオススメ
ギャル×根暗の組み合わせが好き
この小説のメインとなるバディは鳥子(とりこ)と空魚(そらを)。
ギャル(鳥子)の明るさや強引さに、根暗(空魚)がふり回されます。
百合的にすごく分かりやすい構図なので、空魚目線で読むのがオススメです。
一緒に鳥子にふり回されましょう。
ミリタリーが好き
鳥子と空魚は知恵や能力、そして銃で敵に立ち向かいます。
女の子がイカつい名前の、ゴツい銃を撃ち込むのが好きな人は絶対好き。
銃のことを知らなくても、話が分からなくなることはないので安心してください。
ゾッとするこわい話が好き
裏世界に出てくる奇妙ないきものは、
すべてインターネットの都市伝説がモチーフになっています。
つまり、見たら後悔するかもしれない
「検索してはいけないもの」を相手にしているということ。
元ネタが何なのかも話の中で教えてくれますが、
私は恐ろしくて検索する勇気が出ません…。
『裏世界ピクニック』好きなポイント
読みながら想像するのがものすごく怖くて難しいところが好きです。
私はミリタリーや科学(化学)の知識もないし、
怖い話もニガテなので、
ぶっちゃけ「何の話してますか…?」ってなるシーンは多々あります。
それなのに知識欲と怖いもの見たさをガンガンに刺激されるし、
ふたりの関係は気になるしでどんどん読み進めてしまいます。
『裏世界ピクニック』補足情報
アニメBlu-ray発売中
2021年にアニメが放映され、現在Blu-rayが発売中です。
漫画も連載中
小説の「ちょっとこのシーン、想像するのが難しいな…」という描写も漫画だとわかりやすいです。
『裏世界ピクニック』第1話より引用
裏世界のいきものと対峙しているシーンの見せ方がうますぎて、
本当にゾッとします…。
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