【学生百合】女子高生百合のオススメ小説10選
学生百合の中でもとりわけ多いのが高校生という年代。
高校生同士の百合を描いた作品の中から、特にオススメの10冊を紹介します。
ラノベから国内小説、海外小説まで幅広くラインナップしました。
ライトノベル
入間人間『安達としまむら』
とにかくしまむらが大好きな安達。
安達の頑張りが報われる度に「良かったね…」と親のような気持ちになります。
比喩表現も多く、「なんとなく」「まぁいいか」「どうしよう」、
そんな曖昧な気持ちが文章に漂っていて、もはや哲学。
杜奏みなや『女子高生同士がまた恋に落ちるかもしれない話。』
心を痛めることなく(重要)ほのぼのとした百合が楽しめます。
ちょっとじれったいところもまたかわいい!
2巻で面白さがぐんと上がりますが、いまのところ続刊がないのが残念…。
みかみてれん『わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ!(ムリじゃなかった!?)』
タイトルそのままなドタバタコメディ。
わたしはあなたと友達になりたかっただけなんですけど!?
女の子の可愛さを表現する文章力がすさまじいです。
国内小説
秋吉理香子『暗黒女子』
イヤミスが好きな人、お嬢様学校という舞台に惹かれる人にオススメ。
激しい雨の夜に読んでほしい作品です。
あさのあつこ『ありふれた風景画』
とある理由から周囲から浮いてしまった女の子二人が惹かれあうお話。
彼女たちと同じ道を選ぶ女の子が、どこかにいるんだろうな、と思わせてくれます。
木爾チレン『みんな蛍を殺したかった』
当ブログに掲載して以来、ずーっとダントツ1位のアクセス数を誇ります。
オタク女子三人の部活に美しい蛍が入部してきて…。
その結論にたどり着いたとき、もう一度読み返したくなる百合ミステリーです。
宮澤伊織『そいねドリーマー』
夢の中でたたかう女の子たちのお話。
SFというよりはファンタジー寄りです。
かわいい女の子ばかり出てきますが、最後まで読むと印象がガラッと変わります。
柚木麻子『終点のあの子』
大人になってからふと思い出す日を集めたような短編集。
痛くてまぶしい青春を堪能して感傷に浸れます。
海外小説
ぺク・オニュ『ユ・ウォン』
ユ・ウォンは有名な女子高生。誰もが知る「あの事件の子」として…。
家族に少なからずネガティブな思いを抱いたことのある方には
救いになる作品だと思います。
陸秋槎『文学少女対数学少女』
文系の女子高生が理系の女子高生に
「私の書いた謎解きが成立してるか確認してくれない?」ってお願いする話。
ちょっと、いや、かなり頭を使う作品です。
数学が好きな方はコアさに喜び、ニガテな方はちょっと数学の見方が変わるかも。
以上、10冊の女子高生百合でした。
気になった作品はぜひ読んでみてくださいね。